家庭の障子が年月の経過とともに汚れが目立ったりしてきますので、綺麗にしたいと思ったりしますね!
実際、ご自身で張り替えをしようと思っても出来るか不安な方もおられると思います。
ここでは障子を張り替えるにあたって何を準備してどのような方法で行ったら良いかをご紹介しています。
初めてでも、準備品さえ用意できれば簡単にできる作業でもあるので、一度は自分でやってみる事をお勧めします。
障子張り替えに必要なものは?
障子を張り替えるのに、どのような物や道具があれば良いか確認しましょう。
障子の張替えするのに必要なもの
・障子紙
・障子はがしの液剤
・障子のり
・アイロン(紙の種類によって)
・カッター
・障子用のカット定規
・スポンジ
・へら
・雑巾
・マスキングテープ
・霧吹き
・布等
障子の紙に種類がありますが何を選んだら?
ホームセンター等に行くと様々な種類の障子紙が販売されているのがわかります。
紙製障子紙
昔ながらの和紙製の障子紙ですので、良く見られる品物です。
ノリを貼り付けて貼っていくのが特徴であり、通気性が良く明るく見えます。
プラスチック障子紙
和紙を薄いプラスチックではさんだ商品です。
両面テープを使って貼っていきますが、何と言っても破れにくい特徴があります。
アイロン張りタイプ
アイロンの熱を利用して貼るタイプです。
ノリを使わずに行いますので、手軽に出来ます。
障子張り替え方法について
道具を揃えたら、実際に障子を張り替えて見ましょう!
張り替えをするにあたって注意したい事なのですが、障子の性質上、温度の変化によって伸縮をする性質があります。
綺麗にたるみが無いように貼るには、空気の流れが少ない朝の早いうちにする事もお勧めです。
では、実際に作業に取りかかってみましょう。
ここでは、昔ながらの木製障子枠に貼られた紙製の障子紙を、新しいものに貼り替える手順をあげてみました。
①古い障子を剥がす作業
今まである障子の桟に水や、専門の障子の剥がし剤を塗っていきます。
その後、おおよそ4,5分待ちます。
ここまで待てば綺麗に剥がせます。もし、障子の剥がし残りがあれば、その部分に再度剥がし剤を付けて剥がしますが、これでも剥がせないときには、プラスチックのヘラ等でそり落としましょう。
この後は、布等で桟を綺麗に拭いて乾燥させればokです。
初めて方には、水より剥がし剤の方が使い勝手が良いと思います。
②新しい障子を広げて切る作業
上下のどちらかの縁にマスキングテープで障子紙を仮止めをしてみます。
ロールをゆっくり回転しながら、障子紙全体を広げて長さを確認します。
また、障子紙の表裏の確認も一緒に行います。
余分な長さであれば、ハサミでカットしましょう。
③ノリをつける作業
フチと桟に障子用のノリをつけます。
容器の先端を桟の中央に押しつけながらノリを適量に塗っていきます。
水で溶くタイプのノリでしたら、ノリに水を加えながら混ぜていき、ハケを用いて桟に塗っていきます。
ここでのポイントは、塗り残しの無いようにするのと、必要以上にたっぷり塗ると、障子を貼ったときにはみ出してしまいますので注意しましょう。
また、時間が経つと乾燥して乾いてしまうので、手早く行う事がポイントです。
④張り付ける作業
度胸がいるかも知れませんが、慣れれば簡単です。
障子紙を転がしながら、一気に張り付けを行います。
桟の上から、手で軽く押しながら作業を行います。
綺麗にピシット張れないからと言って、強く引っ張ったりする必要はないです。
不思議な事に、シワが出来てしまっても、乾燥したりすると綺麗に仕上がります。
⑤余分な部分をカットする作業
周囲のフチに合わせて、余分な障子紙をカットします。
専用のカットする定規を使えば綺麗に簡単に仕上がります。
ここまで来たらほぼ終わりです。
⑥最後に水を吹き付ける作業
障子を壁等に立てかけて、霧吹きを使いながら水を吹き付けます。
吹きつけたら、風通しの良い場所にて数時間陰干しをすると、シワが消えて綺麗に完成します。
まとめ
一度ご自身で張り替えを行って見ると、思ったより簡単にできたりしますので挑戦してみましょう。