ウッドデッキの塗装を趣味のために、自分で(DIY)を行う人も多いですが、実際やってみると奥深い物でもあります。
私もDIYで自分で作業を行ってみましたが、専門家の方を見ていると簡単そうに見えるウッドデッキの塗装なのですが、意外と面倒で手間取ってしまいました。
私なりに次回するときの注意点としてまとめてみました。
ウッドデッキ塗装の方法は?
何でもかんでも塗料を塗れば良いと思っていましたが、実際やってみますと簡単には行かったです。
①下地調整は必要
塗料を塗る場所を綺麗にしておかないと、綺麗に塗れないです。
まず最初にすることは、 塗る面のゴミ、汚れ、油分、カビを取る事です。
ただ単に、ウッドデッキに厚塗りをすれば済むかと思っていましたが全く違う事が分かりました。
特に、ペンキやニスなどが塗られてある部分については、サンドペーパーなどを使って完全にそぎ落とていないと綺麗に塗ることが出来ませんので、綺麗にしておくことが必要です。
(この作業は手間がかかります)
また、落とした汚れは水洗できれいに流して、乾燥させることが大事です。
②マスキング処理で塗装部分が不要な箇所の手当
どうしても素人がやっていると、不要な部分まで塗ってしまいます。
塗ってしまうとより、ついてしまうことも多いです。
塗る必要が無い部分に塗らないためにも、マスキングテープ等やで防御しておくと後で楽です。
風が吹くと、塗料が飛び散ってしまうので風の無い日が塗装するには無難です。
風のある日には、少し離れた所まで塗装剤が着かないようにマスキングテープ等で処理をしておくことが大事です。
③下塗りをする
時間が無いからといって乾燥される前に塗ってしまっては駄目です!
(なかなか待つことが難しいですが・・・)
何の塗料を塗って良いか分からないので、工務店勤務の友人に聞いてみました。
透明である「キシラデコール・カラレス」を下塗りすると、色のムラを防ぐ事が出来と同時に綺麗に仕上げることができまるという事でしたので、これを使用しました。
値段は、他の同じような商品より高価のようですが・・・
④かくはんをする
缶の中身を混ぜ合わせる必要があります。
普段、缶詰くらいしか缶を開けない自分にとっては何の事かと思ったのですが、缶の中に入っている成分によって重い物があり、缶の底に集まってしまう事が理由です。
ですので、缶のフタを開ける前に缶を逆さまにしたりして、缶の中身を混ぜる必要があります。
完全に混ぜるのは難しい事でもありますが、棒などを使ってでも缶の中身が底の方まで均一になるようにかき混ぜるのがポイントです。
これをする事によって、ムラ無く仕上がるようです。
⑤塗装をする
下塗りを行ってから、よく乾燥をした後で塗っていきます。
好きな色のキシラデコールを2~3回に分けて重ね塗りをします。
道具ですが、ニス用のハケかローラーを用いると素人でも以外と上手に出来ます。
重ね塗りするには、約3時間から5時間程度の乾燥時間が必要でした。
天気の具合等によって、乾く時間が違ったのが理由です。
何時間も待つのは苦痛かもしれませんが、塗りを重ねるには辛抱も必要です。
⑥最後はどうすれば・・・?
次に使うのは、当分先ですので・・・。
そのためにも使用したハケや道具は、綺麗にしておきましょう!
ペンキが沢山付いた状態のハケは、新聞紙などで拭き取ります。
その後に、ペイント薄め液を使って丁寧に洗って乾かします。
保管します。
こうすれば、次の時にも使う事が出来ます。
ペイントうすめ液の使用方法は、液が入っている缶に記載されていますが薄めて使います。
ウッドデッキの塗装の種類は?
木材の塗料には、塗膜を作るタイプの「造膜タイプの塗料」、木材に浸透して木材が腐るのを防ぐタイプの塗料「浸透タイプの塗料」の2種類があります。
人それぞれのようですが、ウッドデッキの塗料としては、「浸透タイプの塗料」を使用する方が多いそうです。
私も、こちらを使いました。
理由としては、造膜タイプの塗料ですと塗装が劣化するとヒビが入ります。
次に、その割れ目から雨水等が浸入する事があるからです。
それに、板には油膜がついていますので、水分が乾くのには時間がかかります。
このような事で木材が腐ってしまうこともあります。
日光が直接当たりやすい場所に置いては、塗装膜が剥がれやすくなるので、浸透タイプの塗料の方が耐久性としては比較的優れています。
また、浸透タイプの塗料は「水性」と「油性」の二種類があります。
油性塗料の主成分は油で、耐久性が優れています。
もし、購入した商品の粘性度が高いときには、塗りにくい事もあるのでシンナーで薄めて使うと塗りやすいです。
水性塗料の良い所は、塗るときに嫌な匂いが油性と比較して少ないです。ですが、油性より耐久性が劣る性質があります。
ウッドデッキ塗装で注意する事は?
こんなにも匂うなんて。。。
油性塗料は耐久性が優れていますが、希釈にシンナーを用いるので体に良くないですし匂います。
通気性が良いところでは良いですが、小さなお子さんがいる場合には、耐久性が劣りますが水性塗料を使った方が良いという実感です。
塗り方の注意点
①均一に塗るようにする
(簡単そうで難しいです)
②だんだんに塗っていく
(早くしたいと思っても、少しづつ塗っていく)
③塗り残しがあったら・・・
(塗った部分の塗装が完全に乾燥して塗りなおす)
まとめ
日曜日等の休みにするDIYですが、ポイントを抑えながらすれば楽しんで作業が出来ます。
自分が塗ったウッドデッキの塗装って、親しみが湧いてくると思います。