肥料を野菜作りに使う理由には、野菜を数多く収穫する目的と野菜をより一層美味しく収穫するために使いますが、ホームセンター等で販売されている肥料も数多くあるので迷いますね。
化成肥料と有機肥料との違いを覚えておけば、どの肥料を使うかわかるので迷わずに準備出来ます。
ここでは、最低限知っておいた方が良いと思うことをあげてみました。
肥料の種類と使い方?
有機肥料と化成肥料に分けられます。
有機肥料について
魚や動植物などから作られています。
これらのものは、土の中で微生物によって分解されてから植物に吸収される仕組みになっています。
効果が出るまでがゆっくりですので、元肥として使われます。
特徴として、悪臭が発生したり虫が発生することもありますが、最近の有機肥料では無臭のものもあります。
主なものは、牛糞、鶏糞、油かす、草木灰があります。
このなかを細分化すると、植物性と動物性に分けられます。
植物性・・・油かす、草木灰
動物性・・・牛糞、鶏糞
化成肥料について
植物に必要な成分を科学的に合成された肥料です。
単一肥料と複合肥料があります。通常使う方法では、複合肥料が成分割合が調整されているので使いやすいです。
基本は、速効性があるのが化成肥料ですが、中には成分がゆっくり溶けて行くものもあります。
匂わずに使えるので、ベランダ等で栽培するときには重宝する肥料の一つです。
肥料の種類と成分について
肥料のパッケージを見ると、何だか良く解らない数字『5:10:5』が並んでいます。
小さな字で、チッソ、リンサン、カリと書かれています。
これは、100g中にチッソ5g,リン酸10g,カリ5gが含まれている事を示しています。
硫安・・・水に溶けやすい性質を持っており、すぐに効果が現れる即効性の窒素肥料です。
尿素・・・チッソ成分が多く、水に溶かして葉の面に散布が出来ます。
過リン酸石灰・・・堆肥効果が早く、元肥にも使われます。
肥料の三要素とは次のとおりです。
チッ素(N)・・・早く気の生育に必ず必要なものです。植物の生育に大きく影響する成分です。
リン酸(P)・・・細胞の核になっていきます。植物全体の生育を促進しています。
カリ(K)・・・根の部分を丈夫にする成分であり、病害虫の抵抗力を高める成分です。
肥料の種類で野菜に適しているものは
トマトについて
トマトは実を食べる野菜になるので、実を充実させるためにリン酸を多く必要とするので、リン酸成分が多い物がお勧めです。
リン酸(P)とは、葉茎や根の伸長を助け開花や結実を促進します。
有機質肥料と化学肥料のどちらか選ぶ時ですが、どちらでも良いと思っています。
まとめ
肥料を沢山与えれば美味しい野菜が出来るわけではありません。日頃の手入れが重要になってきますので、わき芽かきや余分な芽を摘む作業が大事です。
トマトに関しては、水のやり過ぎも注意する必要があります。